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お別れ [日常]

今日の明け方前だったかな・・・。
動物病院に24時間密着の映像をボーっとみてました。
緊急手術で助かった命もあれば
心臓マッサージをしばらくしても息が戻ることもなく
飼い主が、今までありがとうね
と泣いてるのをみて、私も泣いていました。

いつもはこんなのみないんです。
本当に今日、たまたまそんな映像をみたのです。



それから眠って、お昼前に起きて、お昼にはお出かけへ。
ご飯を食べて、ホームセンターとペットショップで
のんびり店内の商品をみてまわってました。


夕方ぐらいになってふと携帯電話を見たら
実家にいる母からメールがきていたことに気付きました。

「飼っている鳥が痙攣を起こして死にそう。
今病院で診てもらったけどできれば今日中に来て。」と


そういえば出かける途中で
実家の駐車場の扉が開けっ放しになってて
母の車が無かったけど、そういうことだったのか。

メールがきたのはちょうどお昼過ぎ。
多分ご飯をおいしーとのんびり食べてた頃。

緊急性の低いメールが来るたびに
携帯電話がブルブル震えるのが鬱陶しくて
以前からメールがきても光るだけに設定してました。
いや、でもバイブオンにしてたところで
どうせ気付いてなかったか。


今までたくさんの生き物を飼ってはお別れしてきたけど
どれも元々寿命が長くないのと私がまだ子供だったのとで
悲しいのは悲しいけど今味わうのとは違った悲しみでした。

今回死にそうと言われた鳥は
私が今まで飼った生き物の中で
本当に・・・一番の仲良しでした。
同じ部屋で、私の布団の枕元に飼育カゴが置いてあり・・・。
私はずっと引きこもりだったので
寝ても覚めても毎日一緒でした。
兄弟みたいな感じです。
何年も同じ空間で生活していました・・・。


メールに気付いたのは、約4時間後。
気付いてすぐに電話をかけました。
今どんな状況なの?と。

ちょっと前に、別の鳥ですが
その鳥がもうそろそろダメかもと母から聞いて
でも実際は結構元気で今も元気なので
今回ももしかしたら私が深刻に思ってるだけで
わりと元気なんじゃないかと、そう思ってました。

だけど電話に出た母は「まだ生きてるけど・・・」
と泣きながら話していたので
それまで落ちついていた心が急にそわそわし始めました。


車を運転しながら全部聞いていた夫は
買い物がまだなのにまっすぐ帰ろうと言ってくれて
いつもは通らないような有料道路も通ってくれて。
それまではずっとおしゃべりしてたのに
電話してから一言も発さなくなった私の頭や肩を
ずっと黙ってさすってくれました。


実家に着いたら、母が鳥を手で包むように持っていました。
一足違いだったよ、ついさっきまで動いてたのに、と。
間に合わなかった。
ほんの数時間前までのんきに食べたりお店をまわったり
ものすごく、ものすごく後悔しました。


けど、電話した時の私の声を
母がスピーカーにしてその鳥に聞かせてくれたそうです。
そのときはまだ生きていたと。

電話したのが16時51分。
母が言うには、死んでしまったのが17時ぐらい。
実家に着いたのが17時10分過ぎてたか・・・。
「〇〇(私)を待ってたんだよ。
声を聞いたら安心して、旅立ったのかもしれないね・・・。」

なんとか最後に声は聞いてくれてたんだと。
本当はそばに居て声をかけたかった。

色々、すごく後悔しているけど母からその話を聞いて
少しだけ気持ちが楽になりました。
とは言っても、後悔していることにかわりはないです。


とぼとぼ家に帰った私を夫は
こんな時にかける言葉はないけど・・・
と言ってずっと抱きしめてくれたりさすってくれたり。
もう、その気持ちだけで充分でした。


今、こうして文字を打ってるけど
ぽわーっとしてます。
夢の中にいるような。
急な出来事で、わかってはいるんだけど
よくわからないのです。

たくさん色んな生き物飼ってきて
その数だけ別れもあって
よくわかってるはずなのに。
大人になって、一番つらいのがきました。


悲しくて、悔しくて、なんともやりきれない気持ちです。
少しでも気持ちを楽にしたくて
今はこうして文章を綴っています。


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